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四万六千日

今日は浅草寺の四万六千日、そして、ほおずき市。
母は毎年この日に浅草の観音さまにお参りをしていました。
仕事の合い間に足をのばしてくるのでしょう、
帰ってきてからその話をしてくれることもありました。

この日に一日参れば、四万六千日分お参りしたことになるとか、
毎年参ればいったい何年分になることやら、はぁ~。

観音さまに手を合わせ、母はいったい何を願っていたのでしょう、
そんなことをただただ、季節の行事のように愛してきたのかもしれないし、
のっぴきならない願掛けをしたいたのかもしれない。

裸電球の灯りに赤いほおづきがゆれる参道を歩きながら雑踏をいけば、
あの日の母もみつかりそうな気がします。

そういえば、冬至にも一陽来復のお札を毎年もらってきていたっけ。
よくよくそんなことが好きなのか、
私もまたそんな風物詩のような行事が大好きなのに、
母がなくなってから30年近く、
いまだかつて一度も、四万六千日も一陽来復もでかけたことがありません。
なんでだろう。

今日は週末金曜日、
今年こそは浅草に行ってほおずきの縁日をみてみたいなあ
仕事を終えてから行ってみようかと思ったりもしたのだけど、
今週は七夕前夜祭もあったし、
昨日は中国語だったし
そうそう家もあけられないやと、足を運ぶのをやめました。
けっきょく今年もいかずじまい。
それでいいのかもしれないな。


仕事からもどる途中、テンツクテンテンと、笛や太鼓の音、
近所の保育園が夏祭りの夕涼み会をしていました。

四万六千日_c0114872_20213792.jpg


数日来の強い風もやんで
おだやかな夕空には雲。
太鼓や笛の音が心地よくひびいていました。
by kisaragi87 | 2009-07-10 20:26 | 思い出ぽろり
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