はじめてのチュウ

夫のお盆休みは終了しましたが、わたしの今年のお盆休みは19日まで
(パートさんは会社側の言うまま気ままです^^;)
でも冷蔵庫が20日に来るので、20日まで休むことにしました。
お盆中は夫も動員して台所の大掃除、それから二人で近くをブラブラしてきたくらいで
特別なこともなかったわが家です。

そしてお盆あけの昨日、久しぶりに専門学校の時の仲良し4人組が
懐かしの場所で集合しました。

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と言いたいところだったのですが、遅れて来られるかもと言ってたひとりが
どうしても仕事のやりくりがつかないとのことで欠席。
それだけがちょっと残念だったけれど、三人であちこち歩いたあとに食事をして
思い出話や、旅の話、恋愛談、あの時の気持ちを思い出しながら
あの時こうしていればねえとか、他愛ない話でしんみりしたり、笑ったり。

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ここが学び舎、そして友達の後姿がチラリ^^
今までも何度か書いたのですが
わたし達が高校卒業後2年間を過した美術系の専門学校があったのが御茶ノ水。
街は古い校舎の並ぶ学生街から背の高いビルも目立つ街へと少しずつ変わってきましたが
少し細道に入ると、まだまだ当時のままの姿があちこちに残っています。

それでも思い出の場所やお店はなくなっているところも多く
また三人の記憶を寄せ集めても曖昧になっているところもあって
ひとつひとつ確かめるようにゆっくりとそれぞれの思い出と一緒に歩いてきました。

おんな坂の途中にあった「アッサム」という紅茶のお店も
今はなくなってしまったそんな思い出の場所のひとつ。
階段の途中にお店の入り口があったのだけれど
今はコンクリート打ちっぱなしの新しい建物になっていました。

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ここは当時は学生にはちょっとハードルが高いお店に思え
いつかここに入ろうね、入りたいねと素通りしたことも何度かあって
はじめてここのドアを開けたときはドキドキしたものです。

そして昨日は行かなかったけれど、
この坂を下りた先、たぶんここから遠くないところに小さな公園がありました。
そここそ、私がはじめてのチュウをした場所なのです。
昨日はそのことは友達には黙ったまま、坂をまた上へ戻りました。

とはいってもそのキスは専門学校の時のことではありません。
正直いって私の初めてのチュウは、けして早いものではありませんでした。
ずっと女子校育ちだった私は
専門学校に行ってから初めて男の子という子供っぽくてバカらしくて愛すべき存在を知り
最初はままごとみたいな小さな恋を何度かしました。

それから社会人になり、また淡い恋を経て
母がなくなった後に、大変だったねと久しぶりに家を訪ねてくれた幼なじみと
いつかデートをするようになっていました。
ただデートを重ねるたびにもどかしさが増していくのです
背も高く優しい子なのだけど、少し酔うとすぐに「ほんとうに好き?」と何度も訊く彼、
そう訊かれるたびに、なんとなくさめていく気持ち。
そんなはじめての夏のこと、
部活で思い出の場所があるんだ旅行に行かない?
そう言われ、なんとなく煮え切らない気持ちにはずみをつけたくて
いいよ、そう答えていました。
こんな時、女の子はそれなりに心構えをしているもの、
ちょうど結婚を意識し始める年頃、これからのことも真剣に考えてみたくて
ヨシッと思ったのだけど。

結局その旅、高原の夜の散歩で肩に手をおかれ
大好きだから、大切だから今は何もしないよ、そう言う彼に、
それが彼の誠実さなんだと納得し、そのまま帰りの列車にゆられて帰ってきました。


それからほどなく、高校時代の親友に紹介したいから来てと呼び出し。
初対面だったその人に一目あったときに、何かを感じていました。
一緒にすごした3時間あまりの時間のうちに、完全に私は恋に落ちていました。
こればかりは理屈じゃない、
客観的に見れば、きっと幼なじみのほうが見た目は素敵ななず。
なのに、なんでだろう。
帰りの別れ際には、幼なじみもこれはまずいと表情にも態度にも出るほど
私たち二人は見えない何かに惹かれあっていました。
そしてこの人が私の人生で一番の恋をした相手となったわけです。

その人との初めてのデートが御茶ノ水。
この街は私にも思い出の街だったけど、偶然彼もまた学生時代をすごした街であり
それから二人で何度も歩く街になりました。
そして会ってほどなく初めてのチュウ。
誰もいない坂の下の小さな公園での初めてのキスは
私が想像していたほど甘いものではなかったような、
初めてのことに、ただ心臓がドキドキするばかりだったような気がします。

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もちろんこんな形で始まった恋、
それからもそれぞれの家族を引き込んで色々なことがありました。
いろんな人の気持ちを傷つけてしまったことは否めない、
けれどその時の気持ちに歯止めをかけることもできませんでした。

それから三年越しの恋でしたが、結局実らぬまま終わりました。
今思えばそれでよかったと思えます。

御茶ノ水と言うと、専門学校に通っていたころの
中途半端な気持ちを抱えた青い林檎みたいな気持ちと、
それから数年後に忘れられない恋をしていた頃を思い出す街なのです。


眠れない 夜  君のせいだよ
さっき 別れた ばかりなのに・・

はじめてのチュウ 君とチュウ
I will give you all my love
なぜか 優しい 気持ちが Oh, いっぱい
はじめてのチュウ 君とチュウ
I will give you all my love
涙が出ちゃう 男のくせに
be in love with you  





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by kisaragi87 | 2009-08-18 09:41 |
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