それはハプニングから始まりました。
出発当日、待ち合わせの一時間前に義妹から携帯に電話、 あれっ?もしかして待ち合わせ時間一時間間違えちゃったかな? と、ひやっと不安がよぎりましたが 電話に出ると、遅れそうだったのは妹のほうで 電車が遅れて待ち合わせに間に合いそうもないとのこと、 時間には余裕をみていたので、だいじょぶ、だいじょぶ待ってるからと伝え ひやひやしながらも何とかセーフ。 向かうは箱根、新宿駅で従姉妹とも合流し 小田急線に乗り換えようと思っていたところにアナウンス。 ロマンスカーは信号機の故障で運休しています、まことに申し訳ございません。 え~、運休・・ 今回は妹のたっての希望で「サルーン席」という半個室を伯母が予約してくれていたのに、 大きなテーブルつきで、そこでお菓子やお弁当を広げてと算段していたのに・・ なんだか妙な雲行きになってきました。 しばらく様子をみていたのですが、復旧の見通しは立たない模様、 あえなく払い戻しとなり、仕方ないので普通電車で行くしかないと、 泣く泣く小田急線の普通電車に乗り込んだのです。 なんとか伯母の座席は確保できたものの、 あとの三人は立ちんぼ、なんともトホホな出発となりました。 それでも空は快晴、幸い箱根はロマンスカーでなくても行ける距離だったので まずはみんな元気でいけることになっただけでもよかったよね、と ああ、残念の言葉を飲み込みながらまずは一件落着となりました。 ロマンスカーなら箱根湯本まで一本で行けるところを 小田原からまた乗り換えて湯本をめざします。 大正10年生まれの伯母がいちばん元気、 この夏に脳梗塞になり、入院していたというのがうそのような健脚ぶりで キャリーバッグをころころ引きながら、先頭を歩いていきます。 予定より遅れること一時間ちょっと、箱根湯本に到着しました。 平日の年の瀬ということもあるのでしょうが 関東でも指折りの温泉街のはずの箱根湯本なのに、通りは閑散として 週末だけは開けたりするのかもしれませんが、 シャッターをおろしたお土産屋さんもあちこちに。 旅館に向かう道すがらも営業してるのだろうかという大きな旅館が散在し かつての賑わいはいずこというような様子でした。 今回の旅行のメンバーは、義父の姉にあたる伯母と夫の従姉妹、 そして夫の妹と私の4人組み。 妹と従姉妹は、伯母にとって二人いた弟のそれぞれの子、実の姪っ子になるのですが 最初に妹から旅行に誘われたときは、 えっ?私が参加していいの?と訊きかえしてしまいました。 職場の友達にも、義理の妹さんや伯母さんと仲がいいんだね~と言われ、 たしかに義母の介護があったためか 夫方の親戚とは何くれとなく会う機会も多かったりして、仲は悪くないのだけど とはいえ、いうなれば水入らずのような旅に 私が混ざってもいいのかなと思っていたのも事実でした。 なので私だけ話が見えないのじゃないのだろうかとか、 ただの人数あわせかなと思ったのもほんとうのところなのですが これが思いがけないほど楽しい旅行になったのです。 つづく 三回ほど記事が続きますので最後にコメントをあけますね^^
by kisaragi87
| 2009-12-22 08:08
| 旅・散策
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