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古い顔した新顔登場

わが家にずっと眠っていたストーブがひとつありました。
昔ながらの電源を必要としない石油ストーブ。
あれはちょうど10年前の暮れ、2000年問題というのがあり、
噂が噂をよび、電気が使えなくなるかもしれないということで、
万一のことを考えて義母の暖をとるためにと昔ながらのストーブをひとつ買ってあったのです。
実はストーブを買ったもうひとつの目的は災害時用
電気が使えなくなった時に、
暖をとったり煮炊きをしたりできるようにとの心づもりもありました。
結局2000年わが家には何事も起きず、災害時にということもなく、
その後もファンヒーターの使い勝手のよさと安全性も考え使わずにしまったままになっていました。

そんな一昨日地元の仲良し4人で新年会がありました。
年に二回新年会と暑気払い、決まって二度会っておしゃべりをします。
その中のひとりが、昔ながらのストーブを使っていて
そりゃ重宝してると話してくれたのです。
朝一番からストーブの上でお湯をわかし、コトコトお鍋をかけて豆を煮たり
おでんを作ったり。
夕方も火にかけたお湯で洗物をすることなど、
話をききながら私の子供のころもそうだったなあと懐かしく思い出しました。

実はうちにもあるのよと話すと
ぜったいいいから使ってみてよ、
昔と違って今はスイッチひとつで着くし、対震消火もついてるはずだよとのこと。
ガス代だって節約になるし煮込み料理にはもってこいよの言葉にひかれ
そうかそうかと、がぜんその気に。
で、昨日出してみました。
古い顔した新顔登場_c0114872_7495720.jpg

なんだかいい感じ♪
写真の場所はテレビに近すぎるのでちょっと移動しましたが
暖かそうな赤い火は見えるし
のせたやかんもすぐにシュンシュンいいだします。

点火時の暖かさの立ち上がりがファンヒーターより遅いのと
ちょっとその時の匂いが気になるといえばなるけれど
ゆうべ一晩使ってみてその穏やかな暖かさにすっかり虜になってしまいました。
夫もいいねいいねと絶賛。
ファンヒーターのように風が起きないせいか静かで包むようなやさしい温かさです。
さっそく晩御飯にと三平汁を作りました。
お鍋をかける時はそばは離れないようにしなければだけど
時々鍋をのぞいてはにんまり。
遠火の穏やかな熱のせいか鮭からじっくり塩味が出て、男爵も煮崩れません。
空焚きと焦げ付き注意だけど、冬のお楽しみ料理ができそうな感じがしてきました。
日当たりがいいわが家、ふだんも朝晩しか暖房はしないけど
しばらく石油ファンヒーターと昔ながらの石油ストーブと両刀遣いでいってみようかと
そんなことを考えています。
by kisaragi87 | 2010-01-17 07:50 | 日々雑感
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