この旅終えて街に帰ろう

北海道旅行最終日。
毎朝早起きです、時間が惜しいというのもあるし、最後の約束があったから。
marronwさんからいただいた手織りのマフラーをリボン結びにしてコートをはおってみた、
私の好きな色を知っていたかのようなマフラー、とってもすてき♪
さぁ、出発。

超特急で札幌駅まで荷物を置きに行き、
約束の場所に駆けつけると
三越の角にはもうmarronwさんが待っていてくれました。
交差点の赤信号ももどかしく、手をふります。

初日にお会いしたとき、
行ってみたい喫茶店があるのだけど、どこだかわからなかったという話をしたら、
最終日にちょうど仕事が休みだから
きさらぎさんさえよければ一緒に行くけれどって申し出てくださった。
最終日はまだ予定も立てていなく、あけたままだったから私もよろこんで!
もうひとつ連れていってあげたいところもあるのよとmarronwさん。
宮の森美術館のマイケル・ケンナ写真展。
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ここで不思議にリンクした言葉に驚く。
というのも、マイケル・ケンナという写真家のことを知ったのが
ちょうど北海道行きの一週間ほど前のこと。
いつも読み逃げしているお気に入りのブログ、私の好みの風景写真が多く載せられていて
訪問をひそかな楽しみにしているのですが
その方のブログでマイケル・ケンナという言葉を目にし
気になって調べ、知ったばかりだったのです。
定期的に北海道を訪れその大地に惹かれて撮り続けている写真家。
まさに色々な糸が意図せずして繋がったかのような瞬間だったのです。

会館までに少し時間があるからとまたまた私のリクエストで北海道神宮へ。
平日冬の朝、人影も少なく、雪の積もった道を歩きました。
手を合わせて振り返る、



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歩きながらお互いの父親のこと家族のことを話したりしました、
雪でせまくなった歩道を歩きながら、時に横に並び、
時に前後になりして話したことごと、きっと忘れません。
そういえば、marronwさんがずっと一人っ子だと思い込んでいた私。
今までトンチンカンなこと言ったかもだなあ。
ひとりひとりのブログ、書き方も伝え方もまたそれぞれだけど、
それでいい、それがいいと思います。

そして最後に立ち寄ったアトリエ森彦。
ガラス窓いっぱいに差し込む日差しでぽかぽか。
もう光はすっかり春のよう。
最後の時を惜しむように、でも会話を急くこともなく
居心地のいい時間がゆったりと流れていきます。
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私はカフェラテ、marronwさんは濃厚なポット入りのコーヒー、
美味しい季節のケーキも一緒にご馳走になってしまったけれど
もうじきお誕生日だったmarronwさん、
私がご馳走すればよかったな、ここでおめでとう♪

さあ、いよいよ札幌を離れる時間、北海道にさよならの時です。
もうこれきりカメラを出すこともなく、
札幌駅までmarronwさんと歩き手を振りました。
またいつかきっと来ますと。

やっぱり来てよかった、北海道。
まだまだ書きつくせないほどのこともあったけれど
ここまで書いてきてほんとうに楽しかった。
ひさしぶりの一人旅、でもそこに待っていてくれた人がいたから
これほどまでに心に残る旅になりました。
旅はやっぱりやめられない。
でも帰らなくちゃ、帰るからこそまた旅立ちたくなる。

一人で立った埠頭も、増毛の海も、雄冬の岬も
風の音も、白い雪原も、出逢った人の笑顔も
みんなみんな心に詰め込んで街に帰ろう。


明日で北海道に発った日からちょうど一ヶ月、
その間に沈丁花が香りだし、梅が満開になり、今は白木蓮が盛りと咲いています。
もうそろそろ桜の便りも届きそう。
職場に向かう道すがらも、プランターのアネモネやビオラが揺れ、
畑のそばには薄紫の花大根。
街はすっかりもう春の気配です。
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by kisaragi87 | 2010-03-20 10:36 | 旅・散策
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