モーツァルト

なんとなく数日前から、うん?なんていう、そんな予兆があったのですが、
いつもなら数ヶ月おきに繰り返していた耳鳴りが
ここ半年以上すっかりよくなっていたので、半分忘れ、半分たかをくくっていたのです。

だけど、予兆をもっと気にしていればよかった。
その前の夜、やっとまずいなぁと思っていつもより早めに寝たのに
朝起きたら、ぼーっという耳鳴りと、耳閉感。

それでも、起きてしまえば何とか気にならないほどになり
いつも家族が目覚める前や、送り出してから仕事にでるまでの時間
パソコンに向かって、レスをしたり、コメントをしたりしながら聴く音楽は
まだ、ゆったりと耳に届いていました。

ところが仕事を終えて帰ってきてから同じCDをかけると
朝には心地よく聴こえていたチェン・ミンの二胡でさえ耳につらくなっていました。
こうなると、音という音はうっとうしくなり
音自体は認識できるし、人の話もちゃんと聞けるのですが
ザワザワしたところでは、聞き取りにくく、いつもお釜をかぶっているような重苦しさ。
テレビも、大好きな音楽さえも、
昔のモノラルな音質の悪いラジオから流れてくるみたいな音になり
刺激のある音は、特にささくれだって耳に響きます。

あ~あ、やっちゃった。。
季節の変わり目や、仕事の忙しさ、寝不足が続くと、決まって繰り返していたのに
喉もと過ぎれば暑さを忘れ。。
おつきあいを始めてから数年たつ、低音障害型感音性難聴。
これとは別に頚椎の曲がりがもともとおかしいので、
下をうつむいてペンを持ち続ける仕事が忙しくなってくると首や手もおかしくなってきます。
それも少なからず耳の調子に影響していると思っているのですが
これは職業病みたいなものなのでしょうね、冬場はやたらと暇で休みばかり、
そして春から暮れまで忙しいアンバランス。
何度仕事を変わろうかと思ったかわからないけれど
職場の人間関係はとってもよく、それにこの年齢でおいそれと仕事がみつかるわけもなく
ここはうまくからだのご機嫌をそこねないようにしていくしかないと思っています。

そして、付き合いも長いので
なんとなくどうやり過ごせばいいかはわかっています。
一番の特効薬は、睡眠とモーツァルト。
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もちろん病院もずいぶん通いました、
とってもいい先生にめぐり合ったこともあったのに、総合病院はすぐに先生の移動があって、
次にきた先生は優しさのかけらもない人でした。
廊下まで看護師さんが追いかけてきて慰めてくれた時は、涙があふれてしまいました。
また次は、ステロイドを使った治療で、劇的によくなったのですが
細心の注意のもと薬を服用しなくてはならず、それなのにやめるとまたぶりかえす。


そんなことを繰り返しているうちに、病院に行くのが億劫になりました。
別に命にかかわる病気じゃないし
じっとやり過ごしていれば、やがては嵐も治まるんです。

そして出会ったのが、モーツァルト。
その時も、ちょうど調子の悪い時だったのですが
たまたま立ち寄った本屋さんで、ふと目にしたのが、
埼玉医科大学教授で、免疫音楽医療学、比較免疫生物学が専門の和合治久氏の出された
「アマデウスの魔音の癒し」でした。
本にCDがセットされているのですが、もしかして。。そんな予感がして
だめでもともと、そう思いながら買ったのです。

読んでみると、音楽療法の一種であり
なぜ耳鳴り、難聴にモーツァルトの音楽が効果的なのかというというと
モーツァルトの音楽は、人の健康を支えている生体機能に刺激を与える
高周波を豊富に含んでいるからだそうなんです。
多数ある音楽の中でも特にモーツァルトの音楽は
3500ヘルツ以上の高周波を豊富に含んでいて、
高周波音はせき髄から脳にかけての神経系を効果的に刺激し、
その結果健康を支えている生体機能に良い影響を及ぼすのだとか。

まあ、能書きはともかく、鰯の頭も信心から、てなもんで聴いてみたら
どんな好きな音楽も、この時ばかりは受け付けないのに
モーツァルトの音楽だけは耳に心地よく、すーっと入ってきたのです。
もともと単純だから暗示にかかりやすいということもあるかもしれないけれど
気持ちがよければそれにこしたことはないですものね、
モーツァルトは好き好きがあるだろうけれど
私にとっては、藁にもすがりたいときの、藁みたいなものなんです。

その本の中で、特にいいと言われているのが、ピアノソナタ第15番ハ長調
また別の本には、アイネ・クライネ・ナハトムジークなんかも効果ありらしいと書かれています。

さて、そんなわけで、昨日はモーツァルトを聴きながら少しだけ早く寝ました。
パソコンは開くと気になるので、夜は開かず、
そしてこんな時は、牽引の真似事で、夫に首を引っ張ってもらいます。
素人があんまりそんなことしちゃいけないのだろうけれど、これをすると違うんです(笑)
そんな諸々のおかげか、今朝は少し楽になりました。

無理が過ぎると決まって調子をくずす私の耳は
ある意味、サーモスタットのようなものになってくれているのかもしれません。
そう思ってみれば、この耳鳴りも、聴こえづらさも
案外ありがたいのかも。。
なんて思ってみるけれど、やっぱり大歓迎というわけにはいきませんね(笑)

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by kisaragi87 | 2007-05-25 06:39 | 日々雑感
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