一週間なんてあっというま、忙しさにかこつけて更新もお留守、
今日も幼稚園の年史作りにでかけていました。 みなさんのところも読み逃げばかりでごめんなさい。 でもそんな忙しいさなかにも、ちょっと心癒される時間があると生き返る、 そしてチャンス到来の金曜の夜、夫は接待、娘は友達の家にお泊り、 息子は友達と勉強するから気にせずにとのことで それならお言葉に甘えてと、友達を誘いました。 待ち合わせは夕方の6時。 そこは懐かしの街、御茶ノ水。 林檎の頃にも書いたけれど、ここには、数え切れない思い出が あちこちにころがっています。 仕事の山もめぼしがつきそうだったので 少し早めにあがらせてもらって 待ち合わせより30分ほど早く向かいました。 そして落ちあうはずの御茶ノ水より、一駅手前の水道橋で総武線を下車 ここから御茶ノ水までの一駅間は、私のかつての通学路なのに、不思議とこの場所に足を踏み入れたのは実に何十年ぶりのこと。 それにしても、曇り空とはいえ日の暮れるのが早くなったこと 5時半の線路沿いの道は、もうすっかり夜のよう あの校舎はあるのだろうか、 ゆるい坂道を歩きながら、ひとつひとつの景色を探して歩きます やがて少しカーブした道に沿っていくと あった!かつての学び舎。 きれいに改装されているようだけれど 私が友達と外を眺めたガラス張りの廊下が見える ここからはかつて、まだドームになる前の後楽園球場も見えました。 「おーい、私、いるかい?」 そう叫んでみたくなる窓辺の灯り。 何度この道を歩いたかなぁ・・ 昔あった、小さな絵本屋さんはもう影も形もなく、懐かしくも淋しくもあるこの道を あちこち食入るように眺めながら行くと たがて御茶ノ水の賑わいが見えてきました。 さて、ここで待ち合わせた友達は、風待ちさん。 以前に会った時は神楽坂、そしてこのたびは御茶ノ水、もう迷わずあなたがわかるよ。 でもやっぱり会う前は、デートのようにちょっとドキドキ。 今日はゆっくりビールでおしゃべりしたいねと約束していたので 気楽なイタリアンレストランへ直行。 まずは乾いた喉を潤します。 前回同様、彼女が黒、私はハーフアンドハーフ(笑) (写真へたっぴでアップ断念) だんだん滑らかになっていくおしゃべりに、料理もすすみます。 私が彼女のブログを初めて知ったのは、もう一年以上前のこと それから半年くらいは、ずっと読み逃げの日々でした、 毎日更新される記事はどれもが、ふ~とため息がでるほど読み応えがあり それを読むのが毎日の楽しみでもありました。 こんなブログが書けたらどんなにいいだろう・・ その憧れがいつしか、読むだけじゃもの足りない思いにつながり コメントしようと思い切ったのが今年の初め そして一回だけ、もうひとつのブログからコメントしたきり、また読み逃げ再開(笑) ところが不思議なご縁に導かれて再びコメントを始めたのが3月のことです。 そそっかしい私が、思いがけないことで彼女を振り回してしまったこともあったけど そんな時も笑顔で流してくれる。 ごちゃごちゃ考え事で空回りの時には、さりげなくこころのスタンスをおしえてくれる。 もちろん能天気な私が彼女の心を少しだけ軽くできることもある。 そんなひとつひとつが、思い出と言うエピソードになっていけば素敵。 インスタントラーメンじゃないのだから(インスタントもそれなりに美味しいのだが) じっくりと時間をかけて年齢を重ねながら友達と言う時間も積み重ねていきたい。 ワインでいうなら、ふたりの出会いはまだボジョレー・ヌーヴォーかもしれない でもそれにはそれの、味わいもきっとあるはず。 そしていつか極上の芳醇なワインになっていければ、なおいいと思うのでした。 遠い友達とも会いたいね、 今は、ちょうどみんな色々抱える年頃だけれど いつか会えるといいな、会えますように そう思いながらそっとワインの盃をあける。 帰りにお茶をするところへ移動しがら 街をまた歩きます、私の想い出探しにちょっぴり付き合ってもらって少しだけ遠回り。 おぼろげな記憶の回路はピンボケで この街に、やはりゆかりがある彼女が、ちょとずつ修正を入れてくれながら ほーとか、へーとか、私のピントが少しずつ合っていきます。 ただ、たったひとつだけしっかり思い出したのがこのお店。 みつけた時は、ちょっと心臓がズキンとするくらい嬉しかった ここは、かつて3年越しで恋をしていた人とよく来たところ 別れを予感しながらも、離れがたい人と この階段を手をつないで下りた若い日が、つい昨日のことのようによみがえりました。 あった、あったとはしゃぐ私 私もこんな店好きだな~とジャズのチラシを手にした風待ちさん。 かつての乙女たちに夜風が吹きます。 そしてどうしてもみつからなかったのが、 母の仕事についていったときに、時々連れて行ってくれた駅舎沿いの小さなおでんやさん そこで食べたおでんと、茶飯は忘れなられない味。 風待ちさんにも一緒に探してもらうも、影も形もありませんでした。 変わらずにあるもの、姿を変えて残っているもの そしてなくなってしまったもの。 想い出の街は、あの時のままではないけれど、 今でも思いだせる、あの時があることだけで満たされるのですね、 この街を待ち合わせ場所に選んでくれた風待ちさんに感謝です。 函館の夜の話をききながら、最後に飲んだコーヒーは、旅の香りがしてきそう。 うん、うん、私も函館ではね・・ 旅人だった私たちも、今はこんなところでおしゃべりしてる 日々に追われる、人生の旅人ってところかな。 いい旅しなくちゃね、これからも。 駆け込んだ オレンジの電車 はずむ息 ホームの君に 今宵幸あれ 書き忘れていたことがあったので、少しだけ追記しました。
by kisaragi87
| 2007-10-13 17:09
| 旅・散策
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