先週木曜日
いつもどおり遅く帰った夫からこんなひとこと。 「いよいよ我が社もあぶないな」 ああ、やっぱりそうか・・ いや、これはうすうす聞いていたことでした。 今年の夏にリフレッシュ休暇を使ってでかけた香港旅行の前にも 今使っておかないと、どうなっちゃうかわからないから、どうしても行っておこうよ そういう夫の言葉に半信半疑ながら、ふ~ん・・と思っていました。 その旅行へ行くまでの顛末と、夫のことは夏休みという記事に書きました。 今日の明日のということではないようです。 ただこのまま手をこまねいていたら、早晩危ないということで 対策として、来春にも人員削減のため希望退職を募るらしいとのことでした。 さすがの夫も、ちと元気がありません。 年齢的にみても、夫の年代はすぐにターゲットになるでしょう、 ここは何とか景気づけにと、思い切って言いました。 「もし、いよいよだったら、希望退職だしたらいいよ、 今までずっと走ってきたんだもん、もうそろそろいいじゃない」 内心ひやひや。 ところが、いやいやと言うと思ったところが 「うん、それもありかな、とも思ってるよ」 と、夫。 ああ、そうか・・ 考えてみれば、もう手のかかるような小さな子どもがいるわけじゃなし 娘は大学二年生、先が見えています、 残るは高2の息子だけど、これも希望する進路のことだけ何とかすればいい。 あとは残った夫婦ふたり 元気でさえあれば、それほどこわいことでもないはず。 前記事の父は、突然会社を辞めてきたり、 事業を興してみたり、保証人になって借金をこしらえたり それはジェットコースターのような人生 それにつきあってきた母にくらべたら、その何分の一もきついことではないはず。 わたしたち家族をその肩にのせて、ひたすら走ってきた夫、 今ここで好きにしたって、思うようにしたって 誰が文句が言えるでしょう。 今夜のご飯にも困るような事態はしょうじき勘弁だけど 当面そのようなこともないと思われます、 実はかねてからやってみたいことのあった夫 定年後にと、今のうちから準備をしていくつもりでしたが それが少々早まったと思えばいいことです、 準備期間がないぶん、戸惑いもあるけれど しばらくゆっくりしながら、次へのステップを踏み出せればいいじゃない、 そんなふうにも思います。 翌日金曜日、 いつもの週末は接待や、残務整理でたいがい帰りが遅くなる日なのだけど たまたま出張から直帰で早かった夫 ちょうど「ALWAYS 三丁目の夕日」が始まった時でした。 この映画にはことのほか思い入れが深いわたしたち、 まさにこの時に私は生まれ、 夫は小学一年生、 映画に出てくる少年達は夫より少し歳かさだけど、なぜかその姿が重なり そこここに、懐かしい風景がひろがっています。 なんだかしみじみと見てしまいました。 「続編明日ロードショー初日だよな、行ってみるか」 思いたったように、夫、 「うん、いいね、行こ、行こ」 夫は50歳越え、夫婦50割引で、お一人様1000円で観れました。 人生の午後を歩き始めている私たちに、これから夕日はどんな色で 光をなげかけてくれるのでしょうか。 先のことなど誰にもわからない だからこそ、今を大事にして生きていたい、一緒に感じていたい、あらためてそう思いました。 そして決めるのはまだ先、どんな選択をするのかも夫しだいです。 夕日のきれいな画像がなかったので、かわりに先日の朝焼け、 毎朝5時起きなので、夜明けが遅くなると起きるがつらくなるけれど こんな朝焼けにも遭遇するから、ちょっと得した気持ちにもなれます。 仕事の忙しさに比例して、肩や腕のしびれとだるさがちょっときつくなってきました。 酷使する頻度が高くなったゆえ、原因ははっきりしているし いつものことなので、心配はいらないのですが(仕事の暇な冬場はケロッとします) 仕事はおいそれと休めないので、しわよせはブログです、 頸や腕を休め休めいきますので、年末までこんな情況が続くかもしれません。 みなさんへのコメレスも、ゆっくりになると思われますが 焦ると、すぐにあわててひっくりかえるので、マイペースでと思っています^^
by kisaragi87
| 2007-11-06 07:48
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