カテゴリ:夢( 5 )

夢再生機 

昔からよく不思議な夢をみます。
奇想天外な物語ともいえるようなその筋書きもさることながら
風景や建物もなんともいえないような独特の雰囲気があります。

もちろんその時々で違うけれど
あえてどんな感じというのなら、
スペインに今も建設中のサグラダ・ファミリアみたいな。
あるいはイタリアのフィレンツェを流れるアルノ川に架かるヴェッキオ橋のような。
そしていちばんイメージと近いのが、千と千尋の神隠しに出てくる湯屋。
この物語にでてくる風景やストーリーが
たぶん私の見る夢のイメージにいちばん近いような気がします。





最近はイメージの貧困か、こんな夢をみるのも稀になりましたが
以前よくこんな風景が舞台の摩訶不思議な夢をみたあとは
このyoutubeのように
頭の中の夢が映像化できる機械があったらいいのにな~と思ったものです。

そんな夢のような夢再生機。
もしかしたら将来は夢じゃないのかもしれいけれど。
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by kisaragi87 | 2009-10-14 19:04 |

痛み

最近よく母の夢をみます。
今朝も目ざめる少し前に母が出てくる夢を見たけれど
おだやかな夢だったようで、輪郭はぼんやりとしたまま、
かすかに母の余韻を感じるような夢でした。

母の夢はみないときは、かなり長い間まったく見ません。
なくなった当初は夢でもいいから出てきてほしい、
ほんの少しでいいからと思ったもの。
それでもしばらくは夢にも出てこず、
一年くらいたった頃からだったか、今度は夢は見るものの
最期のつらい様子が脳裏に焼きついていたのか、
見る夢見る夢、具合のよくない様子の母ばかりでした。
やはり母がなくなる前の半年ほどは少しずつ体調のよくない日が増え、
じわじわと弱っていくような不安を私も感じていました。
でもまさかそんな大きな病気とは思わず、ただ漠然とした不安な日々、
少しでも体調がよさそうな日は安堵し、寝込むと心がザワザワしたこと。
そして、仕事を休んでたった4日で逝ってしまった最期は
そのつらさを目の当たりにして付き添っていたので
そんな様子の母が忘れられなかったのだと思います。

それから何年たった頃からだったでしょう、
しだいに穏やかな母の面影が夢でも見られるようになり、
きっと私の気持ちも母のことを思い出にすることができたころだったのだと思います。

それが、一週間ほど前、
しばらくぶりに、不安感いっぱいの夢をみてしまいました。
様子は亡くなった頃の、
だからたぶん今の私くらいの年齢にみえたけど
母が呆けてしまった夢でした。
心に強く残り、ああ夢だったと胸をなでおろすほどショックだったので
なんでそんな夢をみたのか考えたのですが
何か文章を読んだわけでも、テレビを見たわけでも、誰かと話したわけでもなく、
何も思い当たりませんでした。

夢とはいえその事実を突きつけられたとき、
心がくずおれるほど哀しく虚しくやりきれなかった。
目ざめてからもその気持ちがありありと甦り、
しばらく不安が胸から去りませんでした。
もしそれが現実ならどんなにつらいだろう。
きっと少しずつ事実を受け入れて対処していくしかないわけだけど
それがどんな深い哀しみかということが痛いほどわかり、
今までわかるつもりだった自分がいかに何もわかってないかということが身にしみました。

今回はたまたま母のことでしたが
きっとそれは多くのことにあてはまるのかもしれません。
同じ立場に立てるわけじゃないのはあたりまえのことだけど、
人の真の痛みというものは、なかなか理解できることではないのだよと
そのうえで心を添わすということができるようにと
母が伝えてくれたような気もします。

ただの秋の朝の夢だったかもしれないけれど。

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by kisaragi87 | 2009-09-19 16:37 |

朝方目ざめる寸前までみていた夢が心に残ったので、書いておこうかと思いました。
今までも何度か夢のことは書いてきたし、かつては夢日記というものをつけていたこともあり
あくまでもその夢日記の代わりにということで、夢というカテゴリを作りました。

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私は職場にいるようだけど、今までと違う仕事をしています。
こじんまりとしたきれいなオフィスには、みんな出払っているのか、私がひとり。
そこを何年もあっていなかった友達が訪ねてきました。

「今から病院に行くのだけど、新しいところどんなふうかなって寄ってみたの」
「うれしいな、でも病院ってどうしたの?」
そうきくと、彼女は指先を私の顔の前にもってきました、
そこには指先に小さな豆ができている。
「なんだ、豆を作っちゃったのか、それなら安心した」
ふたりで顔を見合わせて笑いました。

時間があるなら、お昼でも一緒に食べる?
私がさそうと、
彼女は、
「ううん、お腹はいっぱい、
だけどビールならいっぱいだけ飲みたいな」
「えっ、病院に行くのにいいの?」
そういうと、彼女は茶目っ気たぷりに、大丈夫と目で言ってきました。

私は職場をほったらかしにして
見知らぬ町を彼女と一緒に歩きます。
友達はきれいなワンピース姿で、とってもかわいい、
私も20代の頃にもどっているような感じ。
いつのまにか、私たちは小学生の女の子同士のように、手をつないで歩いていました。

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「私もここにきて日が浅いから、美味しいお蕎麦屋さんしか知らないの
私と一緒に三人入ったのだけど、まだ新人歓迎会も開いてくれないのよ」
そう言いながら、私はどんどん細い路地に入って行きます。

そしていつのまにか、二人はふつうの民家を改装したような
小さなお店の二階の座敷にまるいテーブルをはさんで座っていました。
そこからはさっき歩いていたせまい路地が見下ろせ、
向かい側にも、同じような店がずらりと並んでいます。
さっきまで歩いていたときは、ひっそりとした道だったはずなのに、
人々が行き交い、店のネオンもキラキラと光っていました。

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そして話をしていると、
彼女が、
「実はね、私もブログを始めたのだけど
まだ始めたばかりで、よくわからなくて、いろいろやってるうちに
うっかり、もらったコメントを削除してしまったの、そんなときはどうしたらいいの?」
そんなことをきいてきました。
彼女には私がブログを書いていることは話してないのになあと思いながらも
「知ってる人なら、正直にごめんなさいって謝ればいいのじゃないかな」
そういうと、
「それが知らない人なの、だから相手のところもわからない」
「そっか、それはこまったね・・」

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そんな話をしているうちに、目がさめました。
妙に心に残る夢で、
まだうとうとしながら、外の雨音をしばらくきいていました。
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by kisaragi87 | 2009-06-21 09:11 |

遠い観覧車

八月にみた夢の話、
「大男との夜」というタイトルで書きかけてそのままだったのを思い出しました。

印象的な夢をよくみました。
たびたび夢に出てくるのがUFO、
未知との遭遇みたいな、巨大な未確認飛行物体に
低空飛行で追いかけられた夢もたくさんみました。
空を飛んだこともあったし、
地球最後の日みたいな空から、真珠がばらばらと降ってくる夢もありました。

そんなひとつひとつを綴った、夢日記がありました。
しかし、日々の忙しさに追われるうちに書きたいような夢もあまり見なくなり
いつか夢日記も、どこかにしまったままになっていました。

いつもは見ても、忘れてしまうことの多いこの頃
ひさしぶりに鮮明におぼえていたその夢を、昔の夢日記の代わりに
ここに書いておこうと思います。

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我が家の二階の和室にありえないほどの大男が、いきなり入ってきました、
今にも一緒にいた夫に襲い掛かりそうな様子、
夫と私二人がかりで応戦しても、とてもかないそうにないほどの大男なのです。
ちょうどハリーポッターに出てくるハグリッドほどの。

とっさに、私は大男の手をとっていました、
「近所にとてもきれいな花が咲いてる家があるの、見に行きましょう」
意外にも男は、私に手を引かれるままついてきました。

玄関で履物をさがすと、大男の靴はボロボロ、とても履けそうもない状態で
さりとて、ここでつかえては、
せっかくついてきてくれた気持ちに水を差し
また和室へとってかえすかもしれず
あわてた私は、そこにあった父のサンダルを大男の足元におきました。

男はしばらく考えたようなしぐさを見せた後
そのサンダルをはくと、また私に手を引かれ、表階段を一緒に下りようとします、
どうしようというあてなどなかったけれど
私は大男と一緒に暗い夜の中、外へでました。

近所にきれいな花が咲いてる家があるなんていうのは、
もちろん口からでまかせ
街路灯が淡く光る夜の道を歩きながら、思案にくれ
思いつくまま、家々にはさまれた細道へおれました。

花よあってくれ。
しかしそこにあったのは、花ではなく遠くに光る観覧車、
こんなところに観覧車が見えるわけはない
そう思いながらも、ほっと胸をなでおろしました。

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「ほら見て、きれいな観覧車」
それをみて大男も、素直にうなづくのです。
手をつなぎながら、遠くの観覧車をしばらく見ていました。

そして、私は確信しました、
そうだきっと次の角を曲がると、宵闇に浮かぶ白い花が咲いてると。
果たして、その道をこんどは右に折れると
長く続く塀越しに、白い木蓮の花が、あふれるように咲いていました。


やっぱりそうだった、
「ほらね、ここに咲いてるの、きれいでしょう」
しかし、こんどは男は花には目もくれず
その路地の奥に釘付けになっていたのです。
私もその視線の先を追うと、
小さなラーメン屋のネオンが光っていました。
いつのまにか私の手をほどき、引き寄せられるように歩く大男。
私も後をついていくと、
白衣に、白い三角巾をかぶった店員がこちらに、チラと一瞥をくれました、
40代前半と思われる女性、やせていましたが美しい顔立ちで
なぜか大男の妻だと、一目でわかりました。
しかし、それきり視線をはずし
大男に向けたその背中は、拒絶と哀しみ
ごめんなさい、でもかえれない。
そう言ってるような、さびしい背中にみえました。

いつまでもここにいちゃいけない、
私はまた大男の手をとり、無理やり歩き始めました。


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気がつくと、外庭で婚礼をあげている家があります。
赤や黄色や青の提灯が灯され、それはそれはきれい。
そして、二人とも、お腹がぺこぺこだったことに気づきました。
ふたりで婚礼の幸せそうな新郎新婦をみながら
なぜか、少しほっとしました、
そして目を合わせ、少しだけ笑いました。
私はもう大男をこわいと思っていなかったのです。

その婚礼の席で何かをご馳走になったような、ならないような・・


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目が醒めたら東の空がうすく明けていました。
まだ夏のなごりの朝、4時半少しまえ、
ああ、まだ眠れるな、
そう思いながら、見たばかりの夢を反芻していました、
8月の終わりの朝、なんだか少し哀しいような、やさしいような夢だったと思いました。
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by kisaragi87 | 2008-09-27 10:00 |

夢の中で

今日と明日は仕事も休み、中入りってところです、
午前中は掃除してポイント二倍のドラッグストアに行って
さぁ、午後から記事でもアップしようか・・・
そう思ってパソコンに向かううちに、どうしようもない睡魔・・

派遣の仕事も願書のピークにあたる一日目、二日目は
娘のような年頃の相棒がいたのですが
三日目以降は私ひとり
それでも珍しく眠くなることもなくテキパキと仕事をこなしていたのに
ちょっと気が抜けると、このありさま(笑)
ま、せっかくのお休みだものと
ちょっとソファーに横になったのが運のつき。
2時間も眠ってしまいました。
おいおい、食べてすぐ寝ると牛になるよ^^;

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そういえば、仕事に入って3日目、
林檎の頃に書いて
それ以来、御茶ノ水探検しようね~と約束中の友達からメールが届きました。

そこには、
インフルエンザで外出禁止になって家で寝てること、
うとうとと、よく眠ったこと
そんな時に、あなたが二日連続で夢にでてきたよと。
実家の母に美味しいミカンをもってきてくれて
とってもおしゃれな服着てきれいだった、
でも二日も続けてだから気になってメールしたよ
と書かれてありました。
そして最後に、
「気がつけば、○○ちゃんともずいぶん長いつきあいですよね」
と結ばれてありました。

そのメールを読んだ時、なんだかじわっと、ほわっと嬉しくなりました。

ちょうど一日目の夕方、
いきがかり上私だけ残って仕事をしなくてはならない状況があり
その時に最後の処理がわからず、訊く人も不在でちょっとバタバタだったこと。
やっと仕事を責任をもってし終えた満足感はあったものの
帰り道大きく空に浮かぶお月さまを見ながら、ヘロヘロだったこと
脱力感で本を開く気にもなれなかった電車のなか。
やっと二日目、訊いたことは、細大もらさず覚えてこなそうと必死だったこと。
そんな私を友達がどこかで感じてくれたのだろうか、
なんてちょっとこじつけだけれども
今日からひとりで仕事って朝にもらったメールは、心強いエールに思えました。

そして苦手な携帯メールをぽつぽつ返しながら
いつもありがとう、と結び、職場へ元気に向かいました。


そんな折、さっきのうたた寝にある友達が初登場。
我が家に遊びにきてくれたのか、それとも泊まった翌日か
なぜかふたり別室ですっかりくつろいで、
私はテレビを、彼女は音楽を楽しんでいるようす。
もうそろそろ帰らなくちゃと言う彼女に
あ、それじゃケーキ食べてからにしようよって
とっても美味しいケーキがあるんだからってわたし。
「わぁ、いいね、それじゃそれご馳走になってから帰る」
いそいそとケーキをお皿にのせながら、
おっといけない我が家にはインスタントのコーヒーしかないぞ・・
いやぁそれじゃ美味しい紅茶にするか・・・
いや、やっぱり買ってこようかなぁ・・
そんなことを思っている状況で目ざめました。
ただそれだけのことなんだけど、
私もその友達が元気かなって、ちょっと気になりました。


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今回の仕事は無理のないシフトで入れるように
昼から出勤の日もありました。
そんな日は、ちょっとコーヒーショップによって
カフェモカを飲んでから向かうのが密かな楽しみとなっています。
濃い目のコーヒーが苦手な私には
この少し甘いカフェモカが、頑張るぞの起爆剤。
時給からカフェモカ代が出て行くのが、ちょっと惜しいけれど
それで元気に仕事に向かえるのならいいじゃないと思っています。

行き帰りの電車も私の好きな路線を使う場所
車窓の風景を楽しんだり、文庫本を楽しみに読む余裕もできました。
さて、後半何が起きるかな・・
ってことで、途中経過のご報告でした。

写真は、仕事4日目の夕暮れ時の帰り道。
この翌日昼間の風景を撮ろうとしたら、デジカメのレンズが動かず・・
時々忘れたころに、復活してますが、どうやら末期症状かもしれません。
ずいぶん頑張ってくれたからな。
でも、きれいな夕暮れ、私の好きな場所を写してくれてありがとう。
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by kisaragi87 | 2008-01-29 16:42 |