春の地蔵さま

連休初日、あなたのところへ行ってきました。

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可愛いお地蔵様が、たくさんたくさん並んで、迎えてくれました。
春の日ざしが温かく、梅の花も満開で
とことこ歩く道すがら、優しい気持ちになれました。

毎年この季節に必ず来ていたこの場所。
いつもは、親友の絹ちゃんと一緒だったけど、今年はどうしても都合が合わず
せっかくだったのでお父さんを誘いました。
お父さんは先週きたばかりだけど、お母さんが無理を言いました。
ちゃんと見ていてくれたかしら。。

そうそう、あなたのことを信ちゃんと呼ばせてくださいね。
以前からずっとそう呼んでいました。

男の子か、女の子かもわからないあなたのこと
いつしか、信ちゃんと呼んでいました。
男の子なら、信忠、女の子なら信子
ちょっと古めかしいけれど、
いずれもあなたのおじいちゃん、おばあちゃんからいただいた名前です。

特に私の早くに亡くなった母の信子から、どうしても信の字をもらいたかったの。
気に入ってもらえたかしら。

これから、信ちゃんに、色んなお話をしていきます。
私の独り言や、日々のよしなしごと。

母のそんな話相手になってくれますか?
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# by kisaragi87 | 2007-02-13 22:02 | あなたへ

いいわけ

あの時、母さえ生きていてくれたら・・

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母さえいてくれたなら
あなたに、さよならを告げることなくいられたかもしれない。。
言い訳じゃなくね、そんなことを思います。
やっぱり言い訳かな。

あなたが私に宿ったことを告げたのは、父と恋人だけ
そう、あなたの祖父と父にあたる人です。
仕事をかかえ、ひどい悪阻で、涙ながらに告げたとき
父と彼は、私に頑張るようにとは言えなかったみたいです。
色んな思いがいっきに押し寄せて、冷静な判断もできなかったのでしょう。

そこに一人、母がいてくれたなら
しっかりしなさい! 母親になるのよ、と厳しく優しくたしなめてくれたかもしれません。
はっと我に返ることができたかもしれません。

詳しいいきさつは、もう記憶の中でおぼろげに形を変えているかも知れず
都合のいいように言い訳を作っているかもしれないし
世間体を気にしていなかったといえば、それも嘘でしょう。

ただ、もう一押し背中をおして
しっかりしなさい!
そう言ってもらえていたら・・

そんな無いものねだり、今さらあなたに言っても、なんの償いにもなりませんね。

未熟で身勝手だった母のせい、すべては私の心が弱かったからなんです。

あの日雪の上がった空からは陽の光と青い空が顔をだし
穢れを知らないまま断ち切られた命は
陽炎のように天に昇っていったのかもしれませんね。
ごめんね、ほんとうにごめんなさい。

穢れを知らないあなたは、そんな母を責めることすら知らないのかもしれません。
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# by kisaragi87 | 2007-02-09 16:28 | あなたへ

如月のここから

愛おしいあなたと、さよならしたのは21年前の今日。
前の晩からの雪がちらほらと降る朝でした。

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目がさめた時、身も心も軽くなっていた私を、許してくださいね。。
枕元に置かれた熱い紅茶をひとくち口に含んだ時
からだのすみずみにまで、人の優しさがしみわたりました。

それなのに、あなたに対しては、母としての愛情はおろか、
ひとかけの優しさもあげられなかった自分の幼さを悔やんでいます。

もう、とっくに許してくれているのは、知っていました。
そして見守ってくれていることも。

この世に生を受けていれば、もう成人式を迎えていたのですね。
そんなことを言ってどうなるわけでもないけれど
あなたのことを忘れたことはありません。
毎日あなたへ語りかける母の声は聞こえていましたか?

今ある子達への愛情を感じれば感じるほど
あなたにだって、この両親の愛情を受ける権利があったのだと、胸がいたみます。

ここで、あなたとのささやかな時間を過しましょう。
ここはあなたと母だけの場所にしましょう。
如月の今日、ここから。
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# by kisaragi87 | 2007-02-08 13:16 | あなたへ